u++の備忘録

書籍メモ

【書籍メモ】『新しいヒューマンコンピュータインタラクションの教科書』(講談社)

『新しいヒューマンコンピュータインタラクションの教科書』(講談社)を読みました。 人間やコンピュータが交わる「ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)」という研究領域に関する書籍です。 www.kspub.co.jp 現在注目の話題となっている「ChatGP…

【書籍メモ】『ディープフェイクの衝撃 AI技術がもたらす破壊と創造』(PHP 新書)

『ディープフェイクの衝撃 AI技術がもたらす破壊と創造』(PHP 新書)を読みました。 画像・テキストなどを生成する人工知能技術(生成 AI)が急速な発展を遂げる中で、これらの技術が生み出す危険性の側面を理解しておくことは非常に重要です。 本書はデ…

【書籍メモ】『応用基礎としてのデータサイエンス』(講談社)

『応用基礎としてのデータサイエンス』(講談社)を出版社のご厚意でお送りいただきました。 豪華な著者陣による書籍で、データサイエンスに関連する広範な話題を 1 冊にまとめています。 具体的な内容は目次をご参照ください。 www.kspub.co.jp 以前に読ん…

【書籍メモ】『Kaggleに挑む深層学習プログラミングの極意』(講談社)

※ 「Kaggle Advent Calendar 2022」の 25 日目の記事です ご縁があって、講談社から共著で『Kaggleに挑む深層学習プログラミングの極意』を出版します。 画像・自然言語処理の機械学習コンテストを題材として、深層学習ライブラリ「PyTorch」での実装を交え…

【書籍メモ】『新 企業の研究者をめざす皆さんへ』(近代科学社)

「Kaggle Days Championship Final」でスペイン・バルセロナに来ています(参照)。航空機含めてインターネットに接続できない期間も多かったので『新 企業の研究者をめざす皆さんへ』(近代科学社)を読んでいました。含蓄に富む書籍で、また日をあけて改め…

【書籍メモ】『社会科学のための統計学入門』(講談社)

講談社からご恵贈いただいた『社会科学のための統計学入門』を読みました。身近な事例を題材に統計学の基礎を解説しています。個人的には著者の統計学に対する姿勢に同意する部分が大きかったです。 www.kspub.co.jp 技術書を読む際、特に重視しているのが最…

【書籍メモ】『Pythonによる金融テキストマイニング』(朝倉書店)

『Pythonによる金融テキストマイニング』(朝倉書店)を読みました。180 ページ弱で金融関連文書を題材にした話題がまとまっていて、この領域に飛び込む初学者向けに紹介しやすい書籍だと感じました。 www.asakura.co.jp 章立てを以下に示します。第 1 章で…

【書籍メモ】『推薦システム実践入門――仕事で使える導入ガイド』(オライリー・ジャパン)

著者の松村優也さんのご厚意でお送りいただいた『推薦システム実践入門――仕事で使える導入ガイド』(オライリー・ジャパン)を読みました。帯にある「推薦システムを導入するときにまず手に取ってほしい」という謳い文句が言い得ている書籍だと感じました。 …

【書籍メモ】『Software Design 2021年11月号』Kaggleで知る機械学習(技術評論社)

Kaggle特集に惹かれ、今月の『Software Design』を購入しました。 gihyo.jp 特集の目次は、以下のとおりです。 第1特集 Kaggleで知る機械学習 前処理から学習モデルの構築,スコアの上げ方までわかる 第1章:Kaggleにエントリーしよう 登録からSubmitまでブ…

技術書の翻訳体験記2021(『Kaggle Grandmasterに学ぶ 機械学習 実践アプローチ』)

翻訳を担当した書籍『Kaggle Grandmasterに学ぶ 機械学習 実践アプローチ』(マイナビ出版)*1が、明日8月24日に発売されます*2。 本書は世界各国で出版・公開された書籍 "Approaching (Almost) Any Machine Learning Problem" *3の翻訳書です。 私自身、翻…

「4GM本」の翻訳書『Kaggle Grandmasterに学ぶ 機械学習 実践アプローチ』が出版されます

マイナビ出版より8月に『Kaggle Grandmasterに学ぶ 機械学習 実践アプローチ』と題した書籍が出版されることになりました。 世界各国で出版・公開された書籍 "Approaching (Almost) Any Machine Learning Problem" の翻訳書です。 豊富なコード例と機械学習…

【書籍メモ】『教養としてのデータサイエンス』(講談社)

出版社のご厚意でお送りいただいた『教養としてのデータサイエンス』(講談社)を読みました。豪華な著者陣による「文理を問わず、すべての大学生に、数理・データサイエンス・AIを習得させることを目的として編纂された」書籍です*1。 豪華な執筆陣による…

【書籍メモ】『BERTによる自然言語処理入門 Transformersを使った実践プログラミング』(オーム社)

『BERTによる自然言語処理入門 Transformersを使った実践プログラミング』(オーム社)をサラッと読みました。近年の自然言語処理領域の飛躍的発展のきっかけとなった BERT について、理論と実践をバランス良く取り上げた良書だと感じました。 『BERTによる…

【書籍メモ】『PythonではじめるKaggleスタートブック』(講談社)

共著で執筆した、3月17日発売の『PythonではじめるKaggleスタートブック』(講談社)が手元に届きました。 本記事では、本書の関連リンクをまとめました。以前に書いた告知記事については、補足情報も付与します。 Amazon www.amazon.co.jp サンプルコード g…

【書籍メモ】『機械学習・深層学習による自然言語処理入門 scikit-learnとTensorFlowを使った実践プログラミング』

2月26日に刊行された『機械学習・深層学習による自然言語処理入門 scikit-learnとTensorFlowを使った実践プログラミング』を読みました。 「日本語」のデータで、「今の自然言語処理」をイチから学ぶ! 公式サイトの宣言文句が、本書の特徴を言い得ています…

RData形式のデータセットをPythonで読み込む

Tl;DR rdataパッケージ*1を用いて、次のようにRData形式のデータセットを読み込める。 import rdata parsed = rdata.parser.parse_file('../data/vouchers.rda') converted = rdata.conversion.convert(parsed) vouchers = converted['vouchers'] 『効果検証…

【書籍メモ】『経済セミナー12・1月号』特集「機械学習は経済学を変えるのか」

Twitterで流れてきた『経済セミナー12・1月号』特集「機械学習は経済学を変えるのか」が面白そうだったので購入しました。簡単にメモしておきます。#経セミ 12・1月号の特集ラインナップ:対談=デジタル化と機械学習が社会を変える…上野山勝也×成田悠輔経済…

【書評】『Kaggleで勝つデータ分析の技術』(技術評論社)

限定の先行販売*1で紙版を入手した『Kaggleで勝つデータ分析の技術』(技術評論社)を読みました。なお電子版をご恵贈いただく予定です。gihyo.jp10月7日の発売を待たずして Amazon*2のベストセラー1位になるなど、注目を集めています。既に著者の一人である…

技術書典7で入手した書籍まとめ

2019年9月22日に開催された「技術書典7」に参加してきました。本記事では、入手した書籍の一覧をまとめます。各書籍は読了後に必要ならば別途感想を投稿したいと思っています。techbookfest.org 『とらラボ vol.3』 『Tech Do Book #2』 『ぼくのCtrl+Alt+Z …

Kaggleにおける「特徴量エンジニアリング」の位置づけ 〜『機械学習のための特徴量エンジニアリング』に寄せて〜

はじめに 『機械学習のための特徴量エンジニアリング』の書誌情報 Kaggleのワークフロー 1. (探索的データ分析) 2. ベースラインモデルの構築 3. Validationの構築 4. 特徴量エンジニアリング 5. ハイパーパラメータ調整 6. アンサンブル 『機械学習のため…

「まんがで読破」をkindleの11円セールで30冊買って全部読んだ

名作・名著を漫画化している「まんがで読破」シリーズが、kindleのセールで30冊が11円になっていました。30冊を購入し、1週間くらいかけて全部読んだので、備忘録として残しておきます。ちなみに、この11円セールは明日2月14日までらしいです。 Twitterでの…

【書籍メモ】「ビジネスでインパクトが出せるデータサイエンティストになるためには」

ビジネスでインパクトが出せるデータサイエンティストになるためには はじめに 感想 はじめに データサイエンティストが力を発揮する場 課題設定 解決方法の設計 検証 育成 まとめ おわりに ビジネスでインパクトが出せるデータサイエンティストになるために…

【書評】コンピュータサイエンス探偵の事件簿 ―データ構造と探索アルゴリズムが導く真実

https://www.amazon.co.jp/dp/4873118433/ 単行本(ソフトカバー): 268ページ 出版社: オライリージャパン 発売日: 2018/6/20 あらすじ(「BOOK」データベースより) 書籍の概要 アルゴリズム データ構造 所感 あらすじ(「BOOK」データベースより) 警察…

【書籍メモ】実践Node.jsプログラミング|第1章 Node.js に、ようこそ!

www.shoeisha.co.jp この章で扱う概念 サーバサイド開発に、なぜJavaScriptが重要なのか ブラウザはJavaScriptを使って、どのようにI/Oを処理するのか サーバ上のNodeは、どのようにI/Oを処理するのか DIRTyアプリケーションとは何を提供するのか。どうして…

【書評】『前処理大全』はNot Awesomeな局所解に気付かせてくれる本

前処理大全[データ分析のためのSQL/R/Python実践テクニック] 本橋智光 著,株式会社ホクソエム 監修 定価(本体3,000円+税) 技術評論社 gihyo.jp どんな本? データサイエンスの現場で遭遇する様々なトピック(抽出・集約・結合など)を題材に、R・Pytho…

【書籍メモ】Chapter 1 introduction | Introduction to Algorithmic Marketing

upura.hatenablog.com 1.1 Algorithmic Marketingの概要 Algorithmic Marketingとは、データに基づく手法や経済理論を用いて、「マーケティングの4P」モデルを自動化・効率化する考え方である。「マーケティングの4P」モデルは「マーケティング・ミックス」…

PDF無料公開の「マーケティング×(経済理論&機械学習)」書籍 "Introduction to Algorithmic Marketing"

Twitterで見かけて良さげだったので、自分で土日に読み込むためのまとめ。まじで無料でいいかよ、有り難い(全文読んでないけど) https://t.co/oqfXG1XeRZ— ☔️⚡️ (@nardtree) February 14, 2018自分が6年弱のデータ分析業界で手掛けたり体験したり見聞して…

セキュリティ関係で過去に読んだ3冊

コインチェックの件で、にわかにセキュリティ周りを復習する機運が高まってきたので、これまで読んだ本をまとめておく。www.nikkei.com 『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』 www.hyuki.com現代の暗号技術の基礎を、豊富な図と平易な文章で解説してくれ…

【書評】『まんがでわかる ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン』

書名 『まんがでわかる ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン』(イースト・プレス) https://www.amazon.co.jp/dp/B0764C9Y37/ 所感 漫画なのでスイスイ読め、プーチンや彼を取り巻く時勢をザックリと把握できる 決してプーチンを礼賛するだけの本で…

『新人君! RPGの世界でJavaを学ぼう』をやった

はじめに 本記事は、下記記事の続編。 upura.hatenablog.com Githubのrepository github.com 所感 ざっとJavaやオブジェクト指向を復習できる良本だったと思う サンプルコードに不備がある箇所が数点あったが、逆に本質を理解しているか確認できて良かった …