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【書籍メモ】『教養としてのデータサイエンス』(講談社)

出版社のご厚意でお送りいただいた『教養としてのデータサイエンス』(講談社)を読みました。豪華な著者陣による「文理を問わず、すべての大学生に、数理・データサイエンス・AIを習得させることを目的として編纂された」書籍です*1

書籍情報

内容の概要や目次、著者概要などは以下で確認できます。

bookclub.kodansha.co.jp

所感

平易な文でサクサク読み進められました。カラーの図や、時おり挿入されるコラムも理解の助けとなります。つまみ食いしていける構成になっているので、ある程度この領域への知見があれば、1時間でサラッと読める感じの印象です。昨今のデータサイエンスにまつわるキーワードをどんどん拾っていけるので、今後学びを深めていく上での良い取っ掛かりとなると思います。個人的には第3章のデータや人工知能の取り扱う際の留意事項が特に勉強になりました。k匿名化やEUの一般データ保護規則(GDPR)など、近年議論を呼んでいる話題についてもまとめられています。本書では専門家である著者が、一般向けに可能な限り平易な表現でデータサイエンスの話題を解説しています。自分自身が誰かにデータサイエンスの概要を紹介するときに、参考にできる部分も多いと感じました。