「Media Innovation Meetup #11 AIでメディアはどう変わるか」に参加しました。6人の方々が登壇しました。
本イベントはブログ枠で参加したため、本記事にて簡単な参加録をまとめます。
「AIとメディアのこれから」と題して、近年発展が著しいAIがメディア作りにどのような影響を与えていくかというテーマで、この分野で活躍されている6名の講師の方をお招きします。
- 株式会社レッジ 執行役員 飯野希氏
- ストックマーク株式会社 社長室長 森住祐介氏
- SoVeC株式会社 代表取締役社長 上川衛氏
- 株式会社テモラボ 中野賀通 代表取締役社長
- Atlas Associates株式会社 宮野貴行CEO
- 株式会社JX通信社 代表取締役 米重克洋氏
- おわりに
株式会社レッジ 執行役員 飯野希氏
- AIメディアの中で国内最大PVを誇る「Ledge.ai」の編集長も務める飯野さんのお話
- 2017年設立で従業員60人程度
- メディア事業だけではなく、コンサルティングなどAI業務支援も担っている
- 画像処理、自然言語処理、時系列処理など、メディアに適用できる範囲は広い
- いろんな使い方ができるがゆえに、今後は何をもって「幸せ」とみなすかなどの設計部分が大切になってくるだろう
ストックマーク株式会社 社長室長 森住祐介氏
- 2016年設立の自然言語処理スタートアップ
- A news, A strategy, A salesなど、業務・組織に寄り添うサービスを展開
SoVeC株式会社 代表取締役社長 上川衛氏
- クリエイティブ(動画)を自動生成するウェブサービス「SoVeC Smart Video」を展開
- β版機能として、SRGANを応用して画像の解像度を上げるような取り組みも
株式会社テモラボ 中野賀通 代表取締役社長
Atlas Associates株式会社 宮野貴行CEO
- 自然言語処理技術を用いてフェイクニュースの検知に取り組むイスラエルの注目スタートアップ「Adverif.ai (アドベリファイ)」の日本での独占契約を持つ
- 日本語に対応している点が特徴
- MIT Technology Review「2020年にフェイクニュースを作るAIが、検知するAIを上回る」
- Amazon AIとジョージワシントン大学の共同研究して論文投稿も
- データを持っている強みがある
株式会社JX通信社 代表取締役 米重克洋氏
- 「報道の機械化」でビジネスとジャーナリズムの両立を目指す
- 「FASTALERT」「NewsDigest」「JX通信社世論調査」のサービスを展開
- テクノロジーで、報道産業で発生している負のスパイラルを食い止める(コストダウンと質的向上の両立を目指す)
- SNS報道活用のメリット
- 1 当局から得られない情報も収集可能
- 2 写真や動画で現場の状況確認も可能
- 3 取材の「初動」が早くなる
- 新聞読者別の「安倍政権支持率」などのアグレッシブな企画、金がかかるのに儲からない選挙報道なども展開できる
- 報道産業を成長産業に
おわりに
技術的に高度な議論はほとんどなく「AI」に終始してしまっていた点が残念でしたが、個人的な興味関心の強い分野の話を数多く聞けた点は面白かったです。いくつか本イベント前には知らなかった会社もあり、勉強になりました。