1試合当たり得点・失点から見る浦和レッズ・ペトロヴィッチ監督の凄さ
浦和レッズの監督を務めていたミハイロ ペトロヴィッチの解任が本日、発表されました*1。
細やかな不満はあるにせよ、5年半もの長きにわたり浦和レッズで魅力的なサッカーを展開してくれたことに深くお礼を申し上げます。
今回の記事では、1試合当たり得点・失点から、ペトロヴィッチの凄さを改めて可視化してみます。
データは「FootballGEIST」*2を参照しました。
最初に特筆すべきは、ペトロヴィッチが歴代最多の試合数をこなしていること。それでいてなお、勝率でも上位に付けていることです。
そして以下が、監督ごとの1試合当たり得点・失点を可視化した図です。横軸の「Goal For per Game」が1試合ごとの得点、縦軸の「Goal Against per Game」が1試合ごとの失点を示しています。
斉藤和夫はJ2で迎えた2000年に就任し、序盤は好調だったものの中盤から終盤にかけ苦戦が続き3位に転落したタイミングで解任された監督です。ブッフバルトは浦和サポには説明不要かと思いますが、2004~2006年に指揮を取り、2006年には悲願のリーグ制覇へと導いた監督です。
「黄金期」だったブッフバルト監督時代とまでは行きませんが、長期政権ながらブッフバルトに次ぐ成績を残したペトロヴィッチに、改めて感謝の意を表したいと思います。
[参考]可視化のコード(R)
data <- read.csv("C:\\urawa.csv", row.names = 1) library(ggplot2) library("ggrepel") g <- ggplot( data, aes ( x = data[,1], y = data[,2], colour = data[,3], label = rownames(data) ) ) g <- g + geom_point( size = 3 ) g <- g + geom_text_repel() g <- g + xlab("Goal For per Game") g <- g + ylab("Goal Against per Game") plot(g)