東大・中川先生の最終講義に行って来た
今日は、(僕にとっては計数工学科の)中川先生の最終講義。世間にまだ「人工知能」「機械学習」という語が浸透していなかった数年前、学部3年次に中川先生の機械学習入門の講義に惹かれた僕は、現在はプログラマとして働くまでに。来年以降はどこで研究されるのだろうか。 pic.twitter.com/Eq0xte658i
— u++ (@upura0) February 28, 2018
上のツイートで書いた通り、僕が「機械学習」に惹かれるキッカケとなった中川先生が本年度で定年退職されるとのことで、昨日開催の最終講義に参加してきました。
150ページ以上にも及ぶスライドで2時間講演されました。通常の最終講義だと、先生が博士課程辺りからご自身のことを振り返る形式が一般的かと思っていましたが、中川先生は(従来主眼を置いていた自然言語処理には一切触れず)近年の研究テーマである「プライバシー✕機械学習」周辺の議論を怒涛のごとく展開されていたのが印象的でした。上の講義資料は、今後の社会を生きていく中で、たびたび読み返す一冊になる気がしています。
聴講者も、例えば杉山将先生やPFN岡野原副社長など、産官学から錚々たるメンバーが詰めかけていました。100人以上入るであろう工学部2号館1階213講義室が満席で、中川先生のこれまでの幅広い貢献が感じられました。
ふと、当時の講義資料をもう一度読み直そうかなとも思ったり。